平成27年(2015)会社方針

 今年の年賀状に「西郷南洲遺訓」を引用しました。
 「事大小と無く正道を踏み至誠を推し一事の詐謀を用う可からず」
 目的のためには手段を選ばず、とか、結果よければすべてよし、という策略を使うやり方は、いずれ信頼感を失い破綻することをいっているのです。このことは私たち個人も、企業もそして、産業全体としても注意しなければならないことです。
 今年で除染も概ねめどがたちます。復旧工事はこの地域ではほぼ完了となります。災害を乗り越えて、マイナスを今後のプラスにする復興とか再生に向けての動きや公共構造物の長寿命化を国土強靭化という視点で、地域創生という地域自立に向けて計画的に行っていく必要があります。われわれもそういう研究を進めなければなりません。そして、建設業も、国民市民の目線で参画すべきだと考えます。
 そして、その計画に沿って、危機管理産業としての役割を推進していくことで、地域に貢献ができるものと考えます。
 今年から、このことに取り組んでいきます。
 皆様のご指導ご協力をお願いいたします。
  
平成27年1月1日  福島県南土建工業株式会社 代表取締役 小野利廣